この機能でできること
AI チャットボットの「賢さ」「答え方の慎重さ」「参考にする情報の量」など、回答の挙動を細かく調整する画面です。プロンプト編集が「キャラクター・話し方」を決めるのに対し、この画面は 「頭脳の働き方」 を設定します。
たとえば「答えに自信がない時はスタッフに取り次ぐ」「過去の似た質問を何件参考にするか」「答えのバリエーションをどれくらい持たせるか」などを変更できます。
用語解説
| 用語 | わかりやすく言うと |
|---|---|
| モデル | AI の頭脳の種類。賢さや料金、応答スピードが異なる |
| 自信度しきい値 | AI が「これくらい自信がある時だけ答える」と決める基準値(0〜100) |
| RAG 検索件数 | AI が回答する時に「過去のデータから何件参考にするか」の数 |
| 温度(temperature) | AI の答えのバリエーション度合い。低いほど決まった答え、高いほど多彩な答え |
| 取次(とりつぎ) | AI が答えられない時、人のスタッフに引き継ぐこと |
設定の前に準備するもの
- AI BOOTH の管理者権限(オーナーまたは管理者)
- プロンプト編集が一通り終わっていること(/admin/prompt)
ステップ 1: AI 挙動チューニング画面を開く
左サイドバーで以下の順にクリック:
- 「コンテンツ」をクリックして展開
- 「AI 設定」または「挙動チューニング」をクリック
または直接 /admin/settings にアクセスして「AI 挙動」タブを開きます。

ステップ 2: モデル(AI の頭脳)を選ぶ
「使用するモデル」のドロップダウンで AI モデルを選びます。
| モデル | 賢さ | スピード | おすすめ用途 |
|---|---|---|---|
| 標準モデル | 中 | 速い | 通常の問い合わせ対応 |
| 高性能モデル | 高 | 普通 | 専門的な質問が多い業種 |
| 軽量モデル | 低 | 非常に速い | FAQ 中心、短い質問のみ |
迷ったら「標準モデル」で OK です。料金とのバランスが取れています。
ステップ 3: 自信度しきい値を設定する
「自信度しきい値」のスライダーで、AI が答える基準を決めます。
| 値 | 動作 | おすすめの業種 |
|---|---|---|
| 30〜50(低い) | 自信がなくても答える | 雑談重視、エンタメ |
| 60〜70(中) | バランス型 | 通常の店舗、サロン |
| 80〜90(高い) | 自信がある時だけ答え、不明時はスタッフに取次 | 医療、士業、高単価商品 |
ポイント: しきい値を高くするほど「間違った回答」は減りますが、「答えられない質問」が増えてスタッフ対応が必要になります。最初は 70 で始めて、運用しながら調整 することをおすすめします。
ステップ 4: RAG 検索件数を設定する
「参考データ件数」のスライダーで、AI が回答時に参考にする件数を決めます。
| 値 | 効果 |
|---|---|
| 3〜5 件 | スピード重視。シンプルな質問向き |
| 6〜10 件 | バランス型(推奨) |
| 11〜15 件 | 詳細な質問に強いが、応答が遅くなる |
推奨は 8 件 です。少なすぎると情報不足、多すぎると逆に混乱します。
ステップ 5: 温度(バリエーション)を設定する
「温度」のスライダーで、答えの多様性を調整します。
| 値 | 効果 |
|---|---|
| 0.0〜0.3 | 同じ質問にはいつも同じ答え(FAQ 向き) |
| 0.4〜0.6 | やや自然な揺らぎ(推奨) |
| 0.7〜1.0 | 毎回違う表現(雑談向き、ブレが大きい) |
推奨は 0.5 です。業務系なら 0.3〜0.5、接客重視なら 0.5〜0.7 です。
ステップ 6: 取次(スタッフへの引き継ぎ)設定
「答えられない時の挙動」で、AI が分からない時の動作を決めます。
| 選択肢 | 動作 |
|---|---|
| 必ずスタッフに取次 | 「担当者におつなぎします」と返し、通知を飛ばす |
| 一般的な回答で対応 | AI が知っている範囲で答える(おすすめしない) |
| 質問を聞き直す | 「もう少し詳しく教えてください」と聞き返す |
推奨は「必ずスタッフに取次」 です。間違った情報を伝えるリスクを最小化できます。
ステップ 7: 保存と動作確認
画面右下の「保存」ボタンをクリック。即座に反映されます。
ご自身のウェブサイトで AI BOOTH のウィジェットを開き、以下のテストを実施:
- よくある質問 → スムーズに答えるか
- 分からない質問(架空の商品名など)→ スタッフに取次がれるか
- 同じ質問を 3 回 → 同じ答えになるか(温度が低いほど一致)
設定をリセットしたい場合
画面下部の「初期値に戻す」ボタンをクリックすると、おすすめのデフォルト設定(モデル=標準、しきい値=70、件数=8、温度=0.5、取次=必ずスタッフ)に戻ります。
よくある質問
| 質問 | 回答 |
|---|---|
| 設定変更で料金は変わりますか? | モデルを変更した場合のみ料金が変わります。「高性能モデル」は応答 1 回あたりの単価が上がります |
| しきい値を 100 にすると? | ほぼ全質問が「スタッフに取次」になり、AI が答えなくなります。50 未満も推奨しません |
| 温度 0 にすると壊れますか? | 壊れません。同じ質問に毎回同じ答えを返します。完全な FAQ ボットになります |
| 設定の組み合わせがわかりません | 最初は「標準モデル / しきい値 70 / 件数 8 / 温度 0.5 / 必ず取次」のままで運用し、1 ヶ月後に品質モニタを見て調整してください |
| RAG 件数を増やすと賢くなる? | 一定数までは賢くなりますが、10 を超えると逆に混乱します |
それでも解決しない時
info@scirnex.com までお気軽にお問い合わせください。